2014年も Bar Alighieri の壁をお借りして展示させていただきました。
今回も陶器ではなく・・・。
これ、小さな小さな紙袋です。手のひらに収まるくらい。
イラストレーションのように見えるのは実は写真。
日頃撮り続けた日常の切り抜きをphotoshopで加工し、
コラージュしています。
壁の文様が庭園の枯山水のようで、時の流れに思えます。
そんな中に日々の一コマを詰め込んだ作品を置きました。
小さなバッグなのに持ち手は太くて、中に何も入らないように見えます。
その秘密がこの展覧会の鍵です。
緊張してちゃんとイタリア語でお話できないかも・・と考え、
こんなシートを用意しました。
“あなたへの言葉にできないような思いがあふれそう”だから、
他に何も入らない。
最後のシートにはこんな意味の言葉を書きました。
シートはトレーシングペーパーを使ったので、手描きイラストが透けるようにしています。
下のイラストレーションはこれ。
できるだけ、じっくり見てほしい、そして何かしら感じてもらえたら。
そんな気持ちがこのシートを展覧会に持っていかせたように思います。